ちょっとびっくりするニュースを見たんですけど。
え?
3人?
2020年7月8日午後9時半現在で、新型コロナウイルスの国内の感染者は、20,476人です。
で、実際に感染したと登録があったのは、3人?
そら、いくらなんでも少ないんとちゃいますか。
実際に計算してみました。
まず、このアプリで接触確認をするには、外出先で出会った人もスマホに「接触確認アプリ」を入れていなければいけません。
では、まず日本国内のスマホの普及率は、いったいどのくらいなのでしょうか?
総務省が毎年発行している「情報通信白書」を見てみましょう。
これによると、2018年のスマートフォンの世帯保有率は、79.2%。多い!
この数値は世帯保有率なので、実際に日本でスマホ使っている人がどれだけいるかどうかはわかりませんが、仮に人口の1億2千万人にこの保有率を適用すると、9,500万人がスマホを持ち歩いているということです。
このうち、実際にスマホにアプリを入れている割合はというと……。アプリのダウンロード数は、8日午後5時の時点でおよそ610万件。つーことは世の中で接触確認アプリをインストールしている人は、国民の5%か……。このアプリの効果がでるのは普及率6割ないとあかんらしいから、これななかなか厳しい!
6割普及は、なかなかハードルが高いな。
しかも、この接触確認アプリは、実際にコロナウイルスに感染した時に、感染しましたよ、と陽性情報を登録するのは、感染者本人です。それが、3人。
実際には感染者が20,476人いるうちの、3人。比率で言えば、感染者の0.015%しか入力してくれてない。そんだけ?
ってことは、日本人の感染率は、1億2千万人中20,476人で、0.17%。実際にアプリに陽性登録してくれるのは、1億2千万人中3人ということは……0.0000025%!
そんなん、ほんまに陽性者との接触を確認できるんか???
ちなみに宝くじの当選確率は。
年末ジャンボなどの宝くじは、1ユニット=1,000万枚につき1等は1枚だけ。確率にすると0.00001%になります。
うん、宝くじの方が当たる確率高いわ。